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登山のリスク、雪山の怖さ

2011年12月28日 00:02

クリプレでうかれたあとは、ちょっとまじめなお話・・・



岳人1月号が発売中です。






この時期、山の雑誌は雪山特集ばかりだけれど、

北八つとかじゃなくて南アルプスってところが、やっぱり「岳人」だぁ(笑






山を始めたばかりの昨年は、低山と残雪期の高山で雪慣らししました。

一年経って、今年はいよいよ厳冬期高山デビュー・・・しちゃう?やめとく?

・・・というところで決めかねていて、情報収集中。

そんな中、この雑誌の特集で、「自己の登山のあり方」について考えさせられる記事がありました・・・

それは、塩見岳の記事。西田省三氏の寄稿です。


まず驚くのは、目を覆いたくなるような扉ページの写真。

凍傷になり壊死した指の、手術で切り落とされる前の状態での画像が掲載されています。

さらに次ページにも、凍傷直後の酷い水ぶくれ状態の両手。

凍傷って、頭ではわかっていても、実際にそれを見させられると…

百聞は一見にしかずとはこのことですね。あまりにもショッキングでした



なぜこのようなアクシデントに見舞われなければならなかったのか。

筆者の西田氏は、

・普段は単独の筆者が、この時は3人パーティでアタックしたものの、単独の時と同じ心構えしかなかったこと。

・3人いれば3人分のリスクを背負うという当たり前の事実が思考から抜けていたこと。

・メンバーの体力のなさを見抜けなかったこと。

などをあげた上で、

「そもそも一般人からすれば厳冬期の南アルプスに登っていること自体が問題と言える。

誰かのせいにしたいなら山のせいであり、そこに行った自分のせいでもある。」

と、冷静に振り返っています。



登山の大前提である「自己責任」の重大さ・・・あらためて実感です。

また、「単独は危険」というのも妄信するべからず、時と場合と人によるのだなあと。

今までなんとなくですが、回数を重ねるごとに、自分が単独や少人数で気心の知れた人と登るほうを好むようになってきた、その理由が、この文章を読んでわかった気がします。

ひとつには、自分が万一トラブルを起こした場合、同行者に迷惑をかけたくないということ。

もう一つには、逆の場合に同行者のリスクまで背負える技量と自信が私にはまだないということ。



そして筆者は、登山の魅力についても、先の文章に続き次のように述べています。

「大切なのはトラブルにいかに上手に対処できるかであり、

対処できないトラブルの場合は、最悪、死ぬ事になるのだろう。

しかし対処次第でどこまでノートラブルに持っていけるか、これは登山の魅力である。

トラブルの可能性がなければ登山は観光と変わらなくなってしまう。」


まさに私の思いを代弁してくれているようで、印象に残る言葉です。

登山すること自体、リスクはある。

それを最小限に抑えるために必要なもの。

体力まかせでも、高性能のギアだけ揃えてもダメ。

それらを使いこなせる技量、そして経験によってのみ培われる知恵と判断力。

自分が今、登れる山のレベルは、それらのレベルと正比例しているという事実。


それは雪山にも言えること。

厳冬期の雪山の景色、見てみたい。・・・でも。

「誰か、連れてってぇ~♪」じゃ、お粗末にも登山とは言えない(苦笑)

自分で靴を、アイゼンを、そして何より登る山を慎重に選び、十分に下調べをして、自分の足で登る。

自分なりに考え、自分でやってみる。
その過程にこそ価値があり、登山の面白さがある
のだと思う。

もちろん、先輩登山家のアドバイスやサポートというのは心強い武器になるのだけれど。



英語のことわざ:

The important thing is not where you go but how you get there.

(重要なのは、どこへ行くかではなくて、どうやってそこにたどりつくか)

うん、山登りも人生も同じ、ってことさ~



塩見岳の記事はショッキングすぎてトラウマになりそうでしたが、

いつか、自分にそういうリスクも背負える自信が出来たら、厳冬期の南アルプスも挑戦する日がもしかしたら来るのかもしれません。

でも、今シーズンの私は、まだまだひよこ

どの山に、どのタイミングで登るか、もう少し悩みたいと思います。

適切な山選びこそ、山登りの技術の最初の第一歩ですから。







…な~んつって、悩んでるうちに春になっちゃったりして テヘッ




おしまい♪


 (「」内の文章は「岳人」1月号の記事より抜粋・引用しました)



それにしても最近の岳人、女性モデルの表紙が増えてきてますねぇ…
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コメント

  1. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: これからも・・・

    mimiさん

    あけましておめでとうございます☆
    お返事遅くなってごめんなさい
    私も同じ、ただの山好きですよ(笑
    今年も華麗に登りましょうね。
    まずは3月に大きな一番が待ってますね~
    お互い山に負けないように、しっかり準備して臨みましょうね!
    そして、お互い時間内完走できますように(^人^)
    あっ、アヤシイのは私だけか…(苦笑

  2. mimi | URL | -

    これからも・・・

    山、トレラン、ロードラン。時々ご一緒させていただている方が
    同じような気持ちでいることが嬉しいです!!
    これからも3種目?(笑)それぞれ楽しんで行きたいですね~♪

    私はMikiさんのように知的ではなく、ただ感覚として山が好きな人間ですが、
    また来年も、この一年以上にお互いステップアップしていけたらたいいですね!!
    来年もよろしくお願いしま~す☆

  3. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: 自分なりに考えることが面白い。

    Takaさん

    はじめまして、コメントありがとうございます^^

    「謙虚」さ、大切ですね!
    どこかに慢心があると、トラブルにつながりやすいのかなと思います。

    > 思いだしたのは、GWの北アで「明らかに連れてきてもらった人」があっさり登るのを見て、羨ましくもありましたが、「What did you do to get here except just climbing !」なんて気持ちになりました。

    あっさり登っちゃうの、うらやましいですね(笑)
    でもまあ、きっとその方にとっては
    To reach the summit was her/his first priority and how she/he got there was not a big issue.
    なんでしょうね。考え方の違いかな?

    私も、穂高岳山荘で出会った60代くらいのお姉さまが「大キレットをガイドと共に縦走してきた」とキラキラした瞳で満足げに話しているのを聞いて、うらやましく思ったものです。
    たとえ連れて行ってもらったものだとしても、自分の力量の限界か少し上のところでも行けたという達成感は、その後の自信につながると思います。
    でもまあ、自分がやるとしたら、一回目は連れて行ってもらうのもいいけれど、2回目にはやっぱり自分でやり遂げたいなぁって思いますネ^^
    そうしないと本当に自分の足で歩いたことにはならないかなぁって。
    私もひねくれてますね(笑)



  4. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: 山登りは趣味なのか・・

    devilmanさん

    登山部や山岳会に所属していない(いなかった)人間としては、
    こういうネット上の情報や雑誌から自分で情報を探していくしかないので、
    そういう意味では成長は遅いでしょうね。

    あげていただいた装備、あれば確かに安心ですね。
    重すぎる荷物がかえって行動を制限する場合もあり、軽量化の工夫をするわけです。
    靴ひもは細引きで代用できたり、ホイッスルは最近はパックのチェストハーネスについていたりしますので、それを代用したり。

    トレラン装備は、仰る通り登山用のそれからかなりそぎ落としたものになります。
    しかしそれも個人差があるもの。
    たとえば、トップランナーは富士山の五合目から山頂までを1時間11分で駆け上る。
    ランシャツランパンです。(もちろん大会の時だけですが。)
    一方私のようななんちゃってトレラン愛好者は、より登山に近い装備が必要になる。
    その辺の取捨選択は、個人により大きく異なります。
    しかし、登山の知識があれば、やみくもに軽量化に走る前に、
    正しい取捨選択ができるものと考えています。

    大切なのは、自分の力量に合わせた装備が自分で判断できること、ですね。
    そして当日の体調や気候に見合った行程を踏めること。

    そういうのって、やはり入門クラスの山からステップを踏んで
    学んでいくしかないのかなと思っています。

    そのステップが楽しかったりするのですけれどね。

    > 僭越なことを書きました。ご容赦ください。

    とんでもございません。貴重なご意見ありがとうございます。
    またお待ちしています^^

  5. Taka | URL | TRcOFq4w

    自分なりに考えることが面白い。

    通りすがりのTakaと言います。ちょっと共感したのでコメントさせて頂きます。

    ずっと自己流で細々と登山をやっています。トレランはやりません。

    登山は読めないリスクは必ずあるので、謙虚に考え、計画して、実際の山行で達成することは格別の楽しさがあると思っています。

    思いだしたのは、GWの北アで「明らかに連れてきてもらった人」があっさり登るのを見て、羨ましくもありましたが、「What did you do to get here except just climbing !」なんて気持ちになりました。(少しひねくれてますね...^^;)

  6. devilman | URL | -

    山登りは趣味なのか・・

    Mikiさんのように、山なりトレランなりを真面目にきちんと考えられている方がいるのは、とても救いになると思います。

    僕のように、中学生から山岳部という場で山を覚えてきた身にとっては、一般の方が趣味として山登りを始められた場合に、危機管理についてどう考えているのか、ちょっと想像がつかないんですよね。

    クラブ活動ですが、山登りというものの性質上、命に関わるということはみっちり言われ、訓練させられました。
    同じようなことを、一般の方が体験してこられたとは思えないので、どうなのかな、といつも思っています。

    たとえば、どんな日帰りの軽登山であっても、ヘッドライト、電球の替え、スペアバッテリー、救急用品、傘、雨具、非常用シート、軍手、タオル、着かえ、防寒具、靴の修理用品、替えの靴ひも、固形燃料、防水マッチ、細引き、携帯ラジオ、呼子、方位磁石、ナイフ、非常食、などは欠かせない装備と認識しています。
    そう教えられましたし、ほぼいつも、これらは持って登っています。

    何か事故があって、動けなくなった時、どうするのか、天候が悪くなっても、一晩を無事に過ごせる最低限の装備は必要だという考え方なのだと思います。

    こういうことを書くと長くなるので、ここまでにしますが、トレランの方々がこんな装備をザックに詰めているとは思えませんし、普通の登山者だって、近郊の山に日帰りで行くときに、どこまでザックに忍ばせるのか、だいたいこんなこと、教わらなきゃ、知らないですしね。。

    経験しつつ、少しずつステップアップしていくのがいいと思います。
    雪山だって、天気さえ良ければ、八ヶ岳くらい初任者で登れたりしますが、ひとたび荒天になったらどうなのか、ってことなんだと思います。

    どうか、安全に着実に、ステップアップし、より大きな山の楽しみを発見していただけたら、と思います。

    僭越なことを書きました。ご容赦ください。

  7. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: 共感です!

    J'zさん

    はじめまして、ご訪問ありがとうございます♪

    だらだらととりとめもない文章を、お読みいただき感謝です^^
    勢いコメント大歓迎ですよ☆

    トレラン熱が急激に広まっていますが、
    マラソンとは大きく違うってことを意識しないとダメですね。
    まだスポーツとして確立されていない分野ですけれど、
    だからこそしっかりと技術と知識を身につけたいですね。
    入山するという意味では、登山もトレランも同じですから、
    登山から学ぶことってたくさんありますよね。

  8. J'z | URL | SFo5/nok

    共感です!

    はじめまして。
    今までも見させて頂いてましたが、
    記事の内容に凄く共感したので
    勢いでコメントさせて頂きました!

    雪山に限らず、山でのトラブルに対応出来る知識と技術。
    トレランの世界こそもっと重要視した方が
    良いのにと感じています。

    同じような考えを持っている方が居るのが分かって嬉しいです。
    自分もブログをやっているなら、そいういう大切な事を
    ほんの少しでも広められるような活動をしたいです。

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