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稜線独り占め! [三の沢岳その2]

2013年09月16日 20:32

その1の続きです。


三の沢岳がちょっとだけマイナーな理由。

それは多分、


1)がっつり歩きたいベテランさんには短くて楽過ぎる行程

2)お隣に立派な百名山を2座も抱え、初心者さんには知名度が低すぎ


という中途半端さが残念につながってるのでは、と勝手に推測。


でもだからこそ、いい。


だって、そのおかげでこの稜線、ほとんど独り占めなんだからヽ(^o^)丿
02DSC_8329.jpg
半分ほど歩いてきた道を振り返って。


前に続くのはこれから歩く道。
01DSC_8284.jpg




でっかい自然のど真ん中に、ちっぽけな自分ひとり。

その妙な孤独感を味わうには、たまらなくおあつらえ向きな山。




厳密に言えば、前後に着かず離れずの距離で何組かはいた。

たとえば、前方の小ピーク、よく見ると
DSC_8290L.jpg

ほらね。
DSC_8290S.jpg

でもこの距離感。

前後これくらい離れていれば、熊鈴の音も話し声もほとんど聞こえない。



大体、日帰りハイカーの行動パターンは似たようなものである。

この稜線を歩いているハイカーは、おそらく皆、朝イチのバスに並んだはずだ。

それが山に入れば各々のペースで歩くから、いい具合にばらける。

しかも今日のような平日は特に絶対数が少ない。

この日三の沢を歩いた人は、私含め6~7組程度だったように思う。

ロープウェイは臨時便が出るほど満員だったというのに。



イワカガミのつやつや葉っぱも紅く染まって。
DSC_8282.jpg

ネバリノギランは褪せたオレンジ色に。
DSC_8307.jpg


木曽前岳と木曽駒のコルに建つ玉乃窪山荘の青い屋根。
DSC_8286.jpg
この小屋、なんとシャワーがあるそう。木曽前岳もいつか登ってみたい。

終始、ハイマツに覆われた道を行く。場所によっては背丈ほど。
DSC_8291.jpg

DSC_8299.jpg
このような道では、気を付けているつもりでも、出ている枝を見落として突進してしまい、

下山後服を脱いでみるとスネやらモモやら腕に青あざが…ということがたびたび。

まだまだ歩き方が下手だ。


ハイマツの白骨化死体(!?)
DSC_8297.jpg

独り言も小さな失敗も、全部御嶽に見られてる気がした。
DSC_8300.jpg

島田娘。淑やかな稜線。
DSC_8309.jpg
あの時は島田オバサンなんて言ってごめんよ。

伊那側からもくもくと湧いてくるガスが、主稜線のV字を際立たせている。
DSC_8310.jpg
島田娘から濁沢大峰、檜尾岳、熊沢岳。


この頃から、自分の様子がちょっとおかしいことに気づく。

ここまで上機嫌で快調に歩いてきたが、気づけば息切れが。なかなか心拍が落ち着かないのだ。

もともと循環器系は弱いほうで、いつも登りはぜぇぜぇなりがち。

傾斜がきつくなるほどペースを落として歩くのだけれど、

今日はテンションがあがっていたのと、日帰り装備で荷が軽かったので

気づかないうちに普段よりオーバーペースだったのかもしれない。



心臓を落ち着かせるため、頻繁に立ち休憩を入れる。
DSC_8302.jpg
さっとひと刷毛はいたような空。


私「もしもしサルゲッチュ岩さん、心臓が痛いのですけれど。」
猿「ユックリ行ケ。」
私「わかりました」
猿「ソレト、ワタシハサルゲッチュデハナイ。天狗ト呼ベ。」
私「どっちでもいいじゃん?」
猿「ブッ殺ス」
私「笑」

疲れてくると、だいたいこんな妄想が入る。特に一人の時は。
DSC_8301.jpg
反対側から見たってやっぱり猿にしか見えないんですけど。


踊る心臓と短い脚に、こたえる段差(>_<)
DSC_8312.jpg

一呼吸おいて、よっこらしょ。
DSC_8314.jpg
もっとも、手を使って登るようなところはこの辺りだけ。

あとは切れ落ちているところも無く、るんるん歩ける道。

山頂が間近に見えた。
DSC_8323.jpg

緩やかな道なのだけれど、今日はなかなか進めない…
DSC_8325.jpg

心拍計を見ると150弱。

調子の良いときならトレランで160超えても楽しく走れてしまうのに、

150でこれほど疲れるのはあきらかにおかしい。

ただひたすら息切れ。…これってもしかして高山病?

頭痛も吐き気も無いのだけど。

休むため、足を止める理由をキョロキョロと探してしまう。

そして見つけた、小さな秋。
DSC_8320komebatsugazakura.jpg
コメバツガザクラの実かな?


立ち止って呼吸を整えると楽になるので、

深呼吸を入れながら休み休みゆっくり登る。


粘り勝ち。先ほどのケルンが小さくなった。
DSC_8327.jpg

檜尾岳、避難小屋も低く見える。
DSC_8331.jpg

短い巻き道。
DSC_8330.jpg
両脇は、ピーク時期であれば、超がつくほどのお花畑であっただろう、まさに秘密の花園。

コバイケイソウの黄葉。
DSC_8333.jpg

花期の長いムカゴトラノオは、まだたくさん。
DSC_8332.jpg

見えた、山頂!
DSC_8334.jpg

はぁ~。あとちょっと、がんばれ私(の心臓)!






続く。




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コメント

  1. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: 稜線歩き

    nobuさん

    はじめまして!ご来訪&コメントありがとうございます。

    > 登山仲間があまりいないので、一人歩きをしてみたいと思って、いろいろ読ませて頂いてました。

    おお、ソロ仲間!!
    木曽駒に登られてるなら、この山ばっちり見えてましたね♪
    歩いてみるとそれ以上に素敵なお山です。
    特に一人で歩くのに激おススメです(笑)

    > 不安ですが、わくわくします。

    このお気持ち、すごーくよくわかります!
    これぞソロの醍醐味なんですよね。ゾクゾクする感じ。
    誰かと行くときより、より慎重に行動するので、
    実際はそれほど危険ではないと個人的には思ってます。
    ま、すべてにおいて100%はありえませんが…
    とかなんとか偉そうに言いながら、実際は高山病にあえぐ万年初心者の私です^^;
    お互い、徐々にステップアップできればいいですね☆



  2. Miki@宵の明星 | URL | -

    きょこさん

    お盆明けからなんだかスッキリしない週末が続きますね。
    台風も2回も来てるし(=_=)

    アルプスに登るなら折角なら泊まりで行きたいですよね!
    でも今回のように日帰りしかできない状況では、
    普段の山行での

    > 「次は行きたいな~」って言いながらスルー

    この経験が役に立つんですよね~☆
    あ、そうだ、あの山があった!って(笑

    この山は極楽平からのピストンしかルートが無いので(冬は別ですが)、
    どうしても他の山とくっつけにくいんですが、
    そういう山、探せばきっと他にも色々ありそうですね~

  3. nobu | URL | -

    稜線歩き

    はじめまして。
    登山は一年ほどの初心者です。
    アルプスのデビューが中央アルプス。宝剣、中岳、木曾駒でした。
    登山仲間があまりいないので、一人歩きをしてみたいと思って、いろいろ読ませて頂いてました。
    お天気いい日で最高ですね。きれいすぎます。稜線歩き、大好き。
    お写真、とっても素敵(^^* お1人で登られてるし。参考にさせてください。
    ありがとうございます!!
    不安ですが、わくわくします。

  4. きょこ | URL | nEZ6Tck6

    夏山で日帰りできる(したい)山を探すのって大変で、
    土日のどちらかがお天気悪いとお山は諦めがちでしたが
    なるほど文明の利器でサクッと稜線まで上がっちゃえば
    日帰りで十分涼しい稜線歩きが楽しめますね♪

    三の沢岳がマイナーな理由も、、なるほど!
    わたしは、縦走中に目に入っても、思いつきで立ち寄るには時間がかかりすぎて
    何度か「次は行きたいな~」って言いながらスルーしてます(笑
    Mikiさんのレポ拝見して、今度は思い付きではなくちゃんとプランに組み込んで
    行きたいと思いました♪

  5. Miki@宵の明星 | URL | -

    心の月さんへ

    山は、天気がいいと最高ですね!
    中央は北アルプスと比べたらかなり人が少ないと思います。
    (千畳敷は別として…)
    なので独り占め率が高くなることうけ合いです。

    天狗岩という名の岩は全国各地あるようですが、
    宝剣の横にくっついてるこの岩が一番サルゲッチュ似だと思います!
    といいつつ全部見て回ったわけじゃないので知りませんが。笑
    そしてヤツはかなり言葉遣いが悪かったです!( ̄ +ー ̄)キラーン☆

  6. 心の月 | URL | .OWm1dOg

    こんな素晴らしい景色を一人占め出来るなんて!!
    青空と爽やかな雲が素敵過ぎます!

    そして、妄想(笑)
    いいですね「ブッ殺ス」(笑)
    もう、彼は猿にしか見えません^^;


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