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いよいよ山頂アタック!【奥穂高岳&涸沢岳登山】 その4

2011年08月28日 05:24

山頂へ!!

前の記事は <その1> <その2> <その3>




8月17日、朝4時半。

ごそごそと皆の起きだす音で目が覚める。

前夜、床に入っても地図とにらめっこし、結局眠りについたのは部屋で一番最後だったように思う。
それでも疲れていたせいもあり、ぐっすりと眠れた。

朝5時、小屋番さんの「朝ご飯の準備ができました」の呼び声で、食堂へ。

普段、家での朝食はパン一切れと一杯のコーヒーだけの私だけれど、
山に来ると朝からもりもりご飯が食べられるから不思議。

窓の外は・・・明るくない。

朝食後、空の様子を伺いに外へ。
昨日よりさらに霧が濃くなっている。少し、風もある。

不安になる。

それでも、ここまで来て目の前にある(と思われる、一度も見えてないけど)穂高岳に登らずして帰るのは女が廃る!
暴風雨や雷雨でない限り、絶対に登りたい!

登れなさそうなほどの悪天ではない。
周りの人も残念そうな声をあげながらも、登る準備はしている。

私も準備をする。

ルートは悩んだ末、奥穂に登ることにした。

隣のお布団で寝ていたグループも、さんざん悩んだ挙句、北穂に登ることに決めたようだ。

お先にとお別れを言って、外へ。

朝6時、出発前の記念写真をパチリ
20110817-1 涸沢、出発前、霧
見事に上半分真っ白。
もちろんカメラの故障でも撮影ミスでもなく、ガス・ガス・・・
これじゃ、どこまでが山で、どこまでが空なんだか。

とにかく、行こう。

ザイテンへの取り付きは2コースある。
涸沢小屋の横を通るコースとカールの中を通るパノラマコース。
どちらも時間的には変わらない。
マップ上のパノラマコースにお花マークを見つけ、迷わずこちらを選択。
テン場の中を左に折れ、石畳の道を登っていく。

と、突如お花畑が現れた。
20110817-2 涸沢、雪渓手前、お花畑
もうトップシーズンは過ぎていたけれど、それでも十分に綺麗だった。

お花畑の次に現れたのは雪渓
20110817-2 涸沢、雪渓
足を踏み入れてみると、カチカチの氷になっている部分もある。
軽アイゼンを持っていないので、一歩一歩慎重に

雪渓を渡り終えてホッとして振り返ると、ヒュッテはもうだいぶ小さくなった
20110817-2 涸沢、雪渓のあとで振り返る、屏風
東は薄明るいけれど、屏風の頭も今朝は靄がかかっている。

ザイテングラートの手前までくると、人が多くなった
20110817-3 ザイテン手前
涸沢小屋のほうから登ってきたのかな。

ザイテン取り付きのあたりで、チングルマの「おはよう」の挨拶
20110817-4 ザイテン、露に濡れるチングルマ
濡れた果穂がちょうちんのように丸まっていて、かわいい

もう下山者が降りてきた。みんな早起きね。お気をつけて
20110817-4 ザイテン、下のほう、振り返る

ウサギギクも、おはよう♪
20110817-4 ザイテン、きく?たんぽぽ?

途中、多少梯子や鎖はあるが、下から見上げたときに想像していたほどの危険箇所はない
20110817-4 ザイテン、上り、狭い
でもすれ違うのは一苦労な場所も多いので、避けるときは細心の注意を払って

ときおりひょっこり現れるお花に勇気付けられる
20110817-4 ザイテン、リンドウ
オヤマリンドウ

あまり避ける場所がない中、雨が降ってきてカッパを着込む

しっかりペンキマークはついているが、霧が濃くて見落としがち
20110817-4 ザイテン、上り、岩
ルートを見失わないように気をつけながら進む

朝9時15分。穂高岳山荘到着♪
20110817-5 穂高岳山荘到着
マップのコースタイムは涸沢から2時間半だけれど、3時間かかった

ザイテングラートはゆっくり腰を下ろして休憩できそうな場所もなかった(それ以前に雨のために休憩したいとも思わなかった)ので、まずは山荘の中へ。

小屋のテーブルは同じような考えの人でごった返していた。
座れる場所もなかったので先に宿泊受付を済ませ、雨具を脱ぎ、部屋へザックを置きにいく。
今日のお部屋は「燕岳」
好きな山の名前でうれしい。(やっぱり名前は大事。)

宿泊者専用のロビーは空いていたので、こちらで悠々と休憩。

素敵な灯りと暖炉
20110817-5 穂高岳山荘談話室

宿泊者専用サービスの、セルフのコーヒーをいただく。
20110817-5 穂高岳山荘コーヒーtime
インスタントで一杯250円。
お安くはないけれど、2996mの雲の上でコーヒーが飲める幸せ。このサービスは嬉しい。
とーーーってもホッとする。

コーヒーを飲みながら冷えた体を温め、また地図を見て悩む。
涸沢ヒュッテのテレビでチェックした明日の天気は、今日よりさらに期待できなさそう。
明日、山頂アタックするよりは、やはり今日すべきのように思える。
でも外は、まだ雨。そして霧。
せめて雨だけでも止んでくれないかな。

結局1時間半も様子を見ながら悩んでしまった。

部屋に戻って窓から外を見ると、親子の姿。
20110817-5 穂高岳山荘部屋の窓から、親子
子供のほうは、小学校3~4年生ぐらいだろうか。
えーっ、あんな小さい子が行くんだ。

うーん、これは背中を押されてしまった。
私も意を決して、カッパを着込む。
ザックも一眼レフも部屋にデポ。
コンパクトカメラとお財布、地図とコンパス、それにチョコを一粒、カッパのポケットに突っ込む。
マップのコースタイムで往復1時間20分、空身ならなんとか行けるだろう。

11時3分、目の前にある(はずの、だけど見えない)奥穂高岳めざしていざ出発!


後で気づいたことだけれど。
いきなりの垂直梯子で面食らい、安全確保に集中しすぎて登りの写真を撮ってない~~~(苦笑

そんななか、撮った2枚
20110817-6 オクホ クモマグサ
クモマグサ 知ってたけどお山では初めて出会った♪

トウヤクリンドウ 白いリンドウって珍しい!と思って思わず撮った1枚。
20110817-6 オクホ 帰路 白いリンドウ

・・・って、なぜコースじゃなくてお花の写真撮ってるんだ、私


安全確保に集中したおかげで、意外にあっけなく山頂到着♪
20110817-6 オクホ 山頂証拠写真
神様、支えに使ってすみません(後ろの神社・・・座ってません!)
私、三歩になれたでしょうか?

山頂では重ザックを背負った若い男性が。
シャッターを押してあげてお話を伺うと、なんと朝3時半に西穂から単独で歩いてきたそうな。
このルートはご自身、初めての挑戦だったとか。
この霧のなか、とても晴れ晴れとした顔で話してくれ、こちらまで嬉しくなった。

本来なら見えるはずのジャンダルムや涸沢岳もまったく見えないので、山頂では10分ほどの滞在ですぐ下山。

途中、分岐の看板
20110817-6 オクホ 看板
前穂、涸沢といわれてもねぇ・・・どっちがどこだかさっぱり

こんな天気では、矢印、○印のペンキマークが本当に助かります、ありがとう
20110817-6 オクホ 帰路 急登

これが取り付き点の梯子。ここを下りたら小屋はすぐ。
20110817-6 オクホ 帰路 はしご

12時28分、無事山荘着。ラッキーなことに、雨はあがってくれた。
涸沢ヒュッテで注文したお弁当を外のテラスで食べる。
20110817-7 お弁当
穂高岳山荘前で食べるなら、山荘で暖かいおうどんとか注文すればよかったのに・・・と邪念が頭をかすめる(笑

急いでお弁当を食べて、再び雨が降り出さないうちに、涸沢岳へGO!

涸沢岳はテン場を通って道なりに登っていく。
奥穂高岳と違ってペンキマークが少ない。
進行方向も霧でわからないので、少し不安になりながらも、登山道を逸れないように気をつけながら進む。


と、前方に下りの登山者。

挨拶しようとして「こんに・・・」

「しぃぃぃーーーーー!!」

は、はい?

指差した先、私の目の前には、雷鳥の親子! 
フリーズし、そぉっとしゃがんでポケットからカメラを取り出して、撮影。
20110817-8 雷鳥

前にも夏羽のつがいを6月の立山で見かけたことはあるけれど、
ヒナは初めてで、感動。カワイイー

できる限り腕を伸ばして接近の1枚
20110817-8 雷鳥2
一眼レフを小屋に置いてきたのが悔やまれる・・・雨だから仕方ないけど

雷鳥は、お天気の悪いときに現れるという。
だから「雷」の鳥、雷鳥とも。

雷鳥との出会いは、こんなお天気で景色も楽しめない私たちへ、きっと山の神様がくれたプレゼントだったに違いない♪
ほっこりした気持ちで、教えてくれた方にお礼を言って、山頂へ向かう。

ほどなく登頂♪
20110817-8 涸沢岳山頂
小屋から30分ほど。風が強い。

涸沢岳は穂高岳山頂側から行く分には、奥穂高岳のように梯子や鎖はない。
でも、涸沢岳から向こうの北穂高岳方面は、地図上には黄色の危険マークがついている。
どんな感じなのか見てみたかったけれど、もちろん真っ白で見えない。

ましてや、その向こうの大キレット、そして槍ヶ岳も。

心の中で、晴れの日に絶対にまた来るんだ、そう誓って涸沢岳を後にした。



午後1時半。山荘へ戻ると、宿泊者専用ロビーにもたくさんの人。
20110817-9 穂高岳山荘談話室でくつろぐ人々
このお天気ではね・・・
こうなったら、たっぷりある午後の時間を山小屋ライフ満喫の時間に充てよう。
私もこの中に混じって、本棚の本や写真集を読み漁った。



お天気はともかく、山頂に立ててよかった。
明日は下山日。最後まで無事に帰ろう。



明日に続く♪


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コメント

  1. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: 女の意地と優しさを感じました

    ウリャ~さん

    なぜ山に登るのか、って自分でもよくわからないんですけど。。。
    もちろん景色もだけど、花や鳥に出会えると、とっても嬉しいです。
    逆にそれがないと、楽しみ半減かな・・
    そういう意味では富士山も須走口を選んで正解だったなと思います。

  2. Miki@宵の明星 | URL | -

    Re: やりましたね!!

    devilmanさん

    ありがとうございます^^
    山頂写真はカラ元気ってやつです~(笑
    景色が楽しめない分、満足感は登頂したという事実だけですから・・・
    でも今回登ってみて、自分にはピークハンター気質も備わっていることがわかりました。

    次回はぜひ北穂~奥穂間の岩稜歩きや、重太郎新道から吊り尾根経由の前穂も歩いてみたいです♪

  3. ウリャ~ | URL | z2Xy7H.g

    女の意地と優しさを感じました

    奥穂高岳&涸沢岳 登頂おめでとうございます。(^^)
    女が廃らず良かったですね。

    厳しい登山中でも花の写真を撮る優しさに心ときめきました。

    ご褒美は雷鳥でしたか。野鳥の会、会員として素晴らしいものに出会えましたね。

  4. devilman | URL | -

    やりましたね!!

    無事登頂、おめでとうございます。
    両山頂とも、やたらに威勢が良いですね(笑)
    雨の中、苦労して登られたんだから、当然ですよね。

    雨で合羽着て、ザイテンの急な登り、奥穂の岩稜、ずいぶん緊張されたでしょう。
    お疲れ様でした。ほんと無事でよかった。

    雨、止んだりもしたみたいだから、相当迷うケースでしたね。やっぱり。
    行動しながらも、相当迷いますよね。
    でも、すきをついて両方とも登頂できてよかったですね。

    ぜひ、再度チャレンジし、涸沢岳から北穂高の岩稜(天気よかったら、とても楽しい岩尾根です。)や前穂高などなとを歩いてみてくださいね。

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